□ 개요
- 일본 후지경제는 에너지 사용량이나 시설 제고 수가 많은 8분야 44업종의 업무 시설을 대상으로 업무 시설에 도입된 주목 설비 기기의 시장 동향에 대해 정리함.

 

□ 태양광 발전 시스템 도입 잠재력
- 이번 대상 8분야 44업종의 태양광 발전 시스템 도입 잠재력 합계는 2013년에 1,449만kW가 전망됨. 업종에 따라 도입 잠재력 차이가 매우 커서 한 업종당 도입 가능성은 8,000kW정도부터 300만kW 정도로 폭넓음.

 

- 도입 가능성이 특히 큰 것은 독립형 시설이 많은 오피스 빌딩 325만kW, 초등학교와 중학교 254만kW임. 이 두 업종만 도입 잠재력의 40%를 차지하고 있음. 또한, 고등학교, 대학, 병원 등은 시설 수는 그다지 많지 않지만 한 시설당 지붕 면적이 넓어 도입 가능성이 커지고 있음. 주점, 미용실, 식품 슈퍼, 노인 복지 시설이 그 뒤를 이음.

 

- 주점은 77만kW로 시설 수가 많은 것치고는 도입 가능성이 작음. 임대형 시설의 비율이 높고 한 시설당 지붕 면적도 작기 때문임. 음식 시설 8업종의 도입 잠재력을 합산해도 전체의 8% 정도에 머물 것으로 보임. 또한, 편의점, 우체국은 시설 수는 많지만 설치 가용 면적 능력이 작기 때문에 도입 가능성도 작음.

 

□ PPS(신전력) 전환 잠재력
- 2013년에 관해서는 대상 44업종 중 현재의 전력 소매시장 자유화의 대상인 계약 전력이 50kW 이상, 독립형 업무 시설에 대해 PPS(신전력)으로 교환 가능성이 있는 시설을 전환 점재력으로 함. 2013년 PPS 전환 잠재력은 44업종 전체에서 32.7만 건이 전망됨.

 

- 업종별로는 오피스 빌딩은 시설 수가 많아 9.5만 건으로 가장 잠재력이 높음. 이외에는 초등학교, 중학교, 대학을 비롯한 문교 시설의 잠재력이 높음. 한편, 저압 계약 중심으로 빌딩인형 시설이 많은 음식 시설의 잠재력이 낮아 음식 시설 8업종 합계도 2.6만 건에 그침.

 

- 2013년 4월 정부가 발표한 '전력시스템에 관한 개혁 방침'에서는 2016년을 목표에 저압 분야를 포함해 전력 소매 시장을 전면 자유화한다고 명기되어 있음. 전면 자유화가 이루어질 경우, 업무 분야에서 PPS 전환 잠재력도 확대될 것으로 보임. 전면 자유화에 따라 2015년 말 시점의 PPS 전환 잠재력은 합계 130.2만 건(2013년 예상보다 97.5만 건 증가)이 예측됨.

 

- 업종별로는 오피스 빌딩 대부분이 전환 가능할 것으로 보여 2015년 말 시점의 전환 잠재력은 69.1만 건이 될 것으로 생각됨. 초중교, 대학 등의 문교 시설도 전환 잠재력이 높음. 또한, 이미용원은 50kW 미만의 저압 전력 시설이 대부분이기 때문에 현 시점에서는 전환 잠재력은 거의 없지만 전면 자유화 이후에는 전환 잠재력이 높아져 2015년 말 시점에는 21.9만 건이 예측됨. 아울러 주목되는 것이 음식 시설임. 2015년 말 시점에는 주점, 우동, 소바점 등의 전환 잠재력 상승이 예상되어 음식 시설 8업종 합계 7.7만 건임.

 

- 또한, 실제 PPS 전환을 고려할 경우, 잠재력, 전력 부하율과 함께 PPS 측 영업 효율 면도 중시됨. 따라서 독립형 시설이 많고 전력 부하율이 낮으며 체인화율이 높은 은행이나 자동차 딜러, 이미용원, 라면점, 우동·소바점 등이 고객으로 유력할 것임.

 

 

総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済（東京都中央区日本橋　阿部界 代表取締役）は、2013年4月から6月にかけて、エネルギー使用量や施設ストック数の多い8分野44業種の業務施設を対象に調査し、エネルギー消費特性を明確にし、今後の業務施設におけるエネルギー施策を俯瞰し、各施設における省エネへの取り組みCO2排出量などを総括すると共に、業務施設に導入されている注目設備機器の市場動向について整理した。その結果を報告書「需要家別マーケット調査シリーズ 2013 業務施設エネルギー消費実態・関連機器市場調査」にまとめた。

 

また、2012年7月からスタートした固定価格買取制度（ＦＩＴ）を背景に実績が急拡大している、非住宅向けの太陽光発電システムの導入ポテンシャルを施設業種ごとに試算した。加えて、2016年に予定されている電力小売市場の全面自由化時点における、PPS（新電力）への切替ポテンシャル施設数についても試算し、各施設のエネルギー特性を踏まえたPPS（新電力）の有望性評価を行った。

 

	2013年見込
施設数	192.1万件
設置可能面積ポテンシャル※1	1億6,740万平米
導入ポテンシャル※2	1,449万kW

 

今回対象とした8分野44業種における、1981年施行の新耐震基準が適用された業務施設の太陽光発電システム導入ポテンシャルの合計は、2013年に1,449万kWが見込まれる（1981年施行の新耐震基準に満たない業務施設も含んだ場合は、2,087万kWが見込まれる）。業種による導入ポテンシャルの差が非常に大きく、1業種あたりの導入ポテンシャルは8,000kW程度から300万kW程度と幅広くなっている。

 

導入ポテンシャルが特に大きいのは、独立型施設の多いオフィスビルの325万kW、小学校・中学校の254万kWであり、この2業種だけで1981年以降の建築を考慮した導入ポテンシャルの40%を占めている。また、高等学校や大学、病院等は、施設数はそれほど多くないものの1施設当たりの屋根面積が広く導入ポテンシャルが大きくなっている。それに続くのは、居酒屋、理・美容院、食品スーパー、介護老人福祉施設となっている。

 

居酒屋は77万kWと、施設数が多い割には導入ポテンシャルが小さい。テナント型施設の割合が高く、1施設あたりの屋根面積も小さいためであり、飲食施設8業種の導入ポテンシャルを合算しても、全体の8%程度に留まると見られる。また、コンビニエンスストアや郵便局も施設数は多いが、設置可能面積ポテンシャルが小さいため、導入ポテンシャルも小さくなっている。

 

※1 屋根強度の観点から1981年施行の新耐震基準をクリアした施設を対象とし、屋根における設置不可能面積や保安スペース等パネル以外に必要となる面積を考慮した設置可能面積を示す。

※2 ※1に基づき1981年施行の新耐震基準をクリアした施設の割合を考慮した導入ポテンシャルを示す。

 

	2013年見込	2015年予測
施設数	179.7万件	176.6万件
切替ポテンシャル	32.7万件	130.2万件

 

2013年に関しては、対象とした44業種より、現在の電力小売市場の自由化の対象である契約電力が50kW以上で、かつ独立型の業務施設について、PPS（新電力）への切替可能性がある施設を切替ポテンシャルとした。2013年のPPS（新電力）切替ポテンシャルは、44業種全体で32. 7万件が見込まれる。

 

業種別では、オフィスビルは施設数が多いこともあり、最もポテンシャルが高い9. 5万件。他には小学校・中学校、大学をはじめとした文教施設のポテンシャルが高い。一方、低圧契約中心でビルイン型施設が多い飲食施設のポテンシャルが低く、飲食施設8業種の合計でも2. 6万件に留まる。

 

2013年4月に政府が発表した「電力システムに関する改革方針」では、2016年を目途に低圧分野を含めて電力小売市場を全面自由化することが明記されている。全面自由化が実施された場合、業務分野におけるPPS（新電力）への切替ポテンシャルも拡大すると考えられる。全面自由化を踏まえた、2015年末時点のPPS(新電力)への切替ポテンシャルは合計で130. 2万件（2013年見込比97. 5万件増）が予測される。

 

業種別では、オフィスビルのほとんどが切替可能とみられ、2015年末時点の切替ポテンシャルは69. 1万件（同59. 6万件増）になると考えらえれる。小・中学校や大学などの文教施設も引き続き、切替ポテンシャルが高い。また、理・美容院は50kW未満の低圧電力の施設が大部分であるため、現時点では切替ポテンシャルはほとんどないが、全面自由化以降は切替ポテンシャルが高まり、2015年末時点では21. 9万件が予測される。加えて、注目されるのが飲食施設である。2015年末時点では、居酒屋、うどん・そば店などの切替ポテンシャルの高まりが想定され、飲食施設8業種の合計で7. 7万件（同5. 1万件増）となる。

 

また、実際のPPS切替を考慮した場合、ポテンシャルや電力負荷率に加えて、PPS側にとっての営業効率面も重視される。そのため、独立型施設が多くて電力負荷率が低く、かつチェーン化率が高い、銀行や自動車ディーラー、次いで理・美容院、ラーメン店、うどん・そば店などが顧客として有力と考えられる。

 

※施設数は、小・中学校、高等学校に関しては、PPS（新電力）切替ポテンシャルは学校数で捉えているが、太陽光発電システム導入ポテンシャルでは校舎のほか、別棟を1施設として捉えているため合計が異なっている。

 

調査対象施設 （44施設）	事務所関連施設	オフィスビル、データセンター、郵便局、銀行
	物販施設	GMS、食品スーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア、ホームセンター、家電量販店、自動車ディーラー、ガソリンスタンド
	飲食施設	ファストフード(ハンバーガー)店、コーヒーショップ、牛丼店、ラーメン店、うどん・そば店、ファミリーレストラン、焼肉店、居酒屋
	宿泊関連施設	シティホテル、ビジネスホテル、旅館
	医療・福祉施設	病院、診療所、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設、グループホーム、ケアハウス、有料老人ホーム、保育所
	文教施設	小学校・中学校、高等学校、大学、学校給食センター、図書館、博物館
	サービス施設	理・美容院、フィットネスクラブ、スーパー銭湯、パチンコホール、映画館、ゴルフ場
	物流施設	冷蔵倉庫
調査対象機器 （11品目）	空調機器	マルチ式エアコン、ガスヒートポンプ、ターボ冷凍機、吸収式冷凍機(冷温水発生器)、チリングユニット
	給湯機器	非住宅向けHP式給湯器、貫流ボイラ
	発電・蓄電機器	常用自家発電システム、非常用自家発電システム、非住宅用太陽光発電システム、蓄電池